独自の路線を貫いたPCエンジン・メガドライブ・ぴゅう太

PCエンジンは1987年にNECから発売された世界で初めてのCD-ROMに対応した家庭用ゲーム機です。その特徴は、本体がコアという核の役割をして周辺機器を拡充していくことでゲーム以外にも様々な可能性が広がるように作られたところです。そしてCD-ROM媒体になったために美しいアニメーションの表現や高音質のBGMも可能となりました。
メガドライブは1988年にセガ・エンタープライゼズが発売した16ビットの家庭用ゲーム機です。スーパーファミコンよりも2年早く家庭用ゲーム機として初めて16ビットのCPUを搭載しました。PCエンジンがいろいろな周辺機器に接続することで可能性を幅広くする方向性をとったのに対し、メガドライブは本体のハードの性能を高める路線を取りました。このハードの性能を技術的に生かしたアクションシューティングゲームなどに根強いファンがつくことになります。
これらの独自路線は今でもマニアにとって人気があるため、ゲームの中古市場でも買取されるゲームとして需要があります。
また独自路線といえば、年代は少しさかのぼりますが1982年に玩具メーカーのトミーから発売された「ぴゅう太」は、ゲーム専用機ではなくキーボードが搭載されたパソコンです。6種類のカートリッジでゲームができ、背景やアニメを描いてさらに音をつけるプログラミングもできる本格派のグラフィックコンピュータです。日本語に置き換えたプログラミング言語を採用し、自分の手でゲーム製作をすることもできました。しかし玩具メーカーが子どもを対象に発売したため、価格は59,800円とパソコンとしては低価格でも、子ども向けのおもちゃとしては高価でした。そして結果として子どもたちの人気は簡単に遊べる家庭用ゲーム機に流れ、ヒットすることはありませんでした。しかし、社会現象にまで広まったファミコンなどと違い、流通量が少ないためにレアゲーム機として現在は一部のマニアに人気があります。
PCエンジン・メガドライブ・ぴゅう太の買取相場を紹介
- メーカー
- 製品名
- 備考
- 買取価格
- NEC
- PCエンジン
- 初代機
- 2,200円
- NEC
- PCエンジンシャトル
- PCエンジンの廉価版
- 8,250円
- NEC
- PCエンジンコアグラフィックス
- PCエンジンのマイナーチェンジ版
- 3,300円
- NEC
- PCエンジンDuo
- PCエンジンとSUPER CD-ROM2の一体型
- 5,500円
- NEC
- PCエンジンGT
- 携帯型ゲーム機
- 11,550円
- NEC
- PCエンジンLT
- ディスプレイとゲーム機の一体型
- 41,250円
- セガ
- メガドライブ
- 初代機
- 2,750円
- セガ
- メガドライブ2
- 初代機の廉価版
- 3,300円
- ビクター
- ワンダーメガ
- メガドライブとメガCDの一体型
- 16,500円
- セガ
- メガジェット
- もともとは旅客機用 本体とコントローラーの一体型
- 7,150円
- セガ
- マルチメガ
- 日本未発売商品
- 30,250円
- セガ
- メガCD
- CDの再生可能
- 5,500円
- トミー
- ぴゅう太
- 初代機
- 4,400円
- トミー
- ぴゅう太Jr
- ゲーム専用機
- 2,475円
- トミー
- ぴゅう太mk2
- 5,500円